今年は台風が凄かったみたいですね。JR東日本も初の計画運休をしたとか。
ツイッターでは、「台風でも会社に行かねばならない」「駅は大混乱」というようなツイートであふれていました。
新宿駅やばい…ホームから降りられない、改札から出られない、トイレに行けない、ひたすら暑い。暴力行為発生のアナウンス、たぶん近くに漏らしてる人もいる。。 pic.twitter.com/iL2mBmLKTf
— かなっぺ (@knppe_) September 30, 2018
壮絶ですね。。
ふと、通勤と言えば、日本では会社から通勤費をもらってたなぁ、ということを思い出しました。
ひょっとしたら通勤費をもらっていることが、会社に行かねば精神の一つの要因になってるかも。
海外では、通勤費が会社から支給されることはまれなので、会社員は毎日通勤のための交通費を自分で払います。なので、できるだけ会社に行かなくて済むようにする、すなわち在宅勤務などをするインセンティブが働きます。
一方で日本では、一回通勤するごとに目に見えて自分のお金が減っていくことがないので、この会社に行かないと決断するインセンティブは働きにくいです。
日本では、通勤手当は月15万円まで非課税
日本では、通勤手当は月15万円まで非課税です。
どういうことかというと、月15万円までなら、会社から通勤費をもらっても、所得税がかかりません。
普通は会社から給料をもらうと、所得税として何%かは税金を払わないといけないですが、通勤手当としてもらう分は、(月15万円までなら)税金を払わなくてよいのです。
月に15万円も通勤費がかかる人はほとんどいないでしょうから、日本では実質的に通勤手当は非課税と言ってよいでしょう。
一方で、イギリスでは通勤費は課税対象です。つまり、(ほとんどないですが)もし会社が通勤費をくれても、受け取った額に対して所得税がかかり、従業員は税金を納めなくてはなりません。
ということで、日本では、従業員は「通勤費はかからない。行けるなら行くか。」みたいな思考に陥りやすく、イギリスでは、「通勤費もかかるし、できることなら会社、行かないよ。」的な考えになってるんじゃないでしょうか。
んなわけねーか。