チラックス研究所

チラックスを目指すブログ。ウィンブルドン、ランニング、外から見た日本、海外生活、書評などについて。

JAL・ANA国際線の飛行機で観られる映画レビュー2019年1月〜

年末年始に一時帰国したときに飛行機の中でいくつか映画を観たので、オススメの順番に紹介したいと思います。ちなみにJALに乗りましたが、調べてみるとANAでも同じものが観れるようです。 

1位:クレイジー・リッチ!

クレイジー・リッチ!(字幕版)

原題はCrazy Rich Asiansです。直訳すると「頭おかしいくらい金持ちのアジア人」なので、このままだと日本で流行らないでしょうから、邦題ではアジア人(Asians)の部分がなくなっています。アジア人といっても、クレイジー・リッチなのは中国人であって日本人ではないです。

しかし、映画の邦題ってよく考えられてますね。名作「ノッティングヒルの恋人」も原題は「Notting Hill」です。シンプルで良いんですが、Notting Hillは単にロンドンの地名なので、恋人をつけることでラブストーリーだとわかるようになってますよね。

さて、クレイジー・リッチ!はどんな話かというと…。中国系アメリカ人2世で、ニューヨークで経済学の大学教授をしているレイチェルが主人公。レイチェルの彼氏は中国系シンガポール人のニック。ニックの実家はシンガポールの大富豪ですが、レイチェルはそのことを知りません。レイチェルがニックの里帰りについていき、大富豪の生活、交友関係の洗礼を受け、いろいろ奮闘する話です。

ニックはナチュラルにお坊っちゃまなんですが、スーパーナイスガイで気持ちいいですね。ニックのお母さまは大富豪の家に嫁に来てかなり苦労したようで、中身がアメリカ人のレイチェルを毛嫌いします(レイチェルは友達に「あなたは見た目は黄色人種だけど、中身は白人なのよ!」と一喝されたりします)。

成長著しいアジアの大富豪のゴージャスな生活を垣間見られる作品でしょう。

第76回ゴールデングローブ賞、映画作品賞(ミュージカル・コメディ部門)ノミネート。

2位:カメラを止めるな!

カメラを止めるな!

日本で大ヒットしていたようなので、できれば観たいなと思ってましたが、やっと観れました。ああ、こういうことだったのねーという感じで面白かったです。スッキリします。

3位:ミッション:インポッシブル/フォールアウト

ミッション:インポッシブル/フォールアウト

トム・クルーズは安定のド派手アクションを見せてくれて、安心して楽しめます。56歳なのに凄すぎ。ただ今回どうしても気になってしまったのは「トム・クルーズ、ナダル(プロテニス選手)と似すぎでは???」というところです。

途中からナダルがビルからビルへ飛び移ってるようにしか見えなくなってしまいました笑

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上:トム・クルーズ/下:ラファエル・ナダル

4位:コーヒーが冷めないうちに

コーヒーが冷めないうちに

ジャンルとしては「君の名は」のようなタイムトリップ系感動もの。コーヒーが冷めないうちはタイムトリップできます。有村架純がかわいいです。

日本で年末年始の休みを過ごし、ロンドンに戻るフライトの最後に観たので、休みが終わってしまう切なさ、日本を離れる寂しさなども相まってかなりセンチメンタルな気持ちになりました。

5位:万引き家族

万引き家族

これもかなり有名なので観ておこうということで。亡くなった樹木希林も出てますね。

そういえば、リリー・フランキーの妻役の安藤サクラが紅白の審査員をしていた気がします。

第76回ゴールデングローブ賞、外国語映画賞ノミネート。

6位:ダンケルク

ダンケルク

第二次大戦初期、イギリス軍とフランス軍がフランスのダンケルクでドイツ軍に包囲されました。目の前は海、背後にはドイツ軍と文字通り絶体絶命な状態だったのですが、イギリスは民間船まで動員する大撤退作戦を決行します。

結果的に作戦は成功しますが、包囲されているので当然被害は出まくり、悲壮感たっぷりなのはイギリス映画っぽいです。戦争映画ですが、あまりグロくはないです。ひたすら淡々と描いています。テイストとしては「サウルの息子」のような。

ダンケルクの戦いはヨーロッパでは有名ですが、あまり日本では知られていないので、歴史の勉強がてら観てみるのも良いんじゃないでしょうか。

第75回ゴールデングローブ賞、映画作品賞(ドラマ部門)ノミネート。