チラックス研究所

チラックスを目指すブログ。ウィンブルドン、ランニング、外から見た日本、書評などについて。

ウィンブルドン、行列に並びプレミアチケットを入手する方法、実践編

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第3回 当日券・行列準備編に引き続き、テントを張って並ぶ場合について流れを見ていきます。テント泊はちょっと。。。という方も、写真が多くてあまり文字数はないので、サクッと目を通してもらえると参考になるかと思います。

どこに行けばよい?

まず、テントなど全ての荷物を持ってウィンブルドン・パークへ行きます。始発電車が動く前に到着したい場合は、ミニキャブ(予約タクシー)を使うと良いでしょう。僕がいつも使うのはFairway & Kenwood です。事前に場所と時間を指定して予約すると、確実に来てくれます。普通のタクシーやUBERも早朝でも全然走ってるので問題ないですが、ミニキャブだと時間が読めるので安心です。

公園の入り口は以下の地図のピンなので、目的地はここを指定します。

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ちなみに地下鉄の最寄駅はSouthfields駅です。Wimbledon駅でもWimbledon Park駅でもないので注意。特にWimbledon駅は徒歩では全然無理なほど遠いです。

並び始めよう

公園に着いたら行列の最後尾に行き、スチュワード(係員)の指示に従ってテントを張ります。最後尾はQという大きな旗が目印です。

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列に入るのと同時にQueue Card(キュー・カード=行列内の順番を示すカード)が配られるので、忘れずに受け取り、かつ翌日チケットを買うまで失くさないようにしてください。

※ただし、例えばDay 3の観戦のためにその前日から並ぶ場合、Day 3の列がまだ分離されていない時は、まずDay 2の列に入り、Day 2のキュー・カードを受け取ります。その後、Day 3の列が分離し、Day 3のキュー・カードと交換するタイミングが来ます。

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上の写真は2018年大会初日(月曜)のキュー・カードですが、前日(日曜)朝5時から並んで691番でした。500番に入れず、初日のセンターコート観戦はこの時点でかなり厳しくなりましたが、No. 1コートなら問題ない順番です。

2017年以前は前日の日曜早朝から並ぶこと(テント1泊)で初日センターコートを確保できていたのですが、2018年は第1試合が前年優勝者のフェデラーということもあり、大量のフェデラーファンが押し寄せた結果、テント2泊が必要だったようです。フェデラーの人気は群を抜いています。

ちなみに下の写真は2016年に並んだときのもので、上の写真は2018年です。芝生に注目してください。2018年は(イギリスにしては)暑すぎる日が多くて芝生が枯れてしまっています。

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列を抜けても大丈夫?

トイレに行ったり軽食を買いに行ったりして列から抜けるのは、公式ルールでは30分以内ならOKです。感覚的には1時間くらいは大丈夫な気がします。

ただ、年々チェックが厳しくなっていて、2018年は長時間抜けてた人はスチュワードにキュー・カードを取り上げられてました。こうなるとまた最後尾から列び直さなくてはいけません。その人たちは「Ridiculous! (ばかげてるわ!)」と行って帰ってしまいました。話を聞いてみると、毎年並んでいて、夕食に抜けるくらいは全然大丈夫だったのに、今年(2018年)は厳格に対処されたようです。

並んでいる公園内にトイレも軽食販売もありますが、他に何か必要になったら最寄りのスーパーSainsbury's(セインズベリー)が歩いて5分くらいの場所にあります。

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テントを張って並んでいる時間は、お酒を飲んだり読書をしたり、おしゃべりをしたりキャッチボール(ただしテニスボールやラグビーボールである辺りが英国っぽい)をしたり、芝生の上でみんな思い思いに過ごしています。この雰囲気を味わえるのもThe Queueに並ぶ醍醐味です。

一夜明けて

夜になったらテント内で眠り、翌朝は6時にスチュワードが起こしにきます。それより前に起きてテントを畳み、荷物預け所に持っていくと空いていてスムーズです。テントは5ポンド、それ以外のものは1ポンドで預かってもらえます。

列に再度並び直してしばらくすると、リストバンドが配られます。ここでセンターコート、No. 1コート、No. 2コートのどのチケットを買うか選択します。

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写真:センターコートの購入権利を示すリストバンド

列が徐々に進んでいくので、途中セキュリティチェックも通過しつつ、チケット販売所まで到達します。早くて9時半くらいでしょうか。テントを畳んでからここまでが意外に長く体力を使うので、座れるところでは座るなどして、できるだけ体力を温存しましょう。会場が近づいてテンションが上がってくるので、なかなか難しいのですが。

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チケットを買おう!座席の選び方

行列に並んで買えるチケットはコートサイドで、センターコートの例では以下の図の101〜105、107、109、111〜115です。向かって左側(101〜)に審判と選手ベンチがあります。

101は、選手の出入り口付近なのでサインがもらいやすく人気で、かなり小さい番号のキュー・カードがないと手に入りません。右側(109〜)は見やすいですが、ずっと日に当たるので体力が削られます。左側は日が進むにつれて日陰になります。

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114ブロックからの眺めはこんな感じです。2018年の一回戦、ディミトロフvワウリンカ。日差しがきつかった。

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103ブロックからはこんな感じ。2016年の一回戦、フェデラー。この距離感!一回戦だとまだ芝がはげてなくて綺麗です。

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You Deserve It!

ウィンブルドンがフェアだなと思うのは、苦労して並んで手に入れる当日券に、コートに一番近いエリア(コートサイド)が割り当てられるからです。テレビにもよく抜かれるので、カラフルなリストバンドをつけた人(下のBBCキャプチャー画像だと赤いリストバンド)を探してみましょう。彼らは頑張って並んだ人たちです。

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写真:BBCのウィンブルドン生中継、マレー勝利直後

You deserve it! (報われたね!)

最高の会場で最高のテニスを楽しみましょう!

並んだご褒美、この距離感も可能!サインもらいました。(2015年1回戦勝利後@No. 1コート)

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おまけ:雰囲気をつかむ動画

テントを張って並ぶのがどんな感じかを良く表したYouTube動画がこちらです(僕ではないです笑)。楽しげな雰囲気がわかるかと思います。

彼(Alek)のYouTube動画は筋トレ関係が多いですが、旅や日常生活もあって面白いので他の動画も超オススメです。

ここまでのまとめ

お高い前売り券(第1回の記事
・Debentures (債券保持者向けチケット):時価。確実だが高い。
・Hospitality (ホスピタリティチケット):確実だが高い。優雅な経験ができる。

定価の前売り券(第2回の記事
・Ticketmaster (公式オンライン販売):一瞬で売り切れる。
・The Public Ballot (抽選):定価だがなかなか当たらない。

定価の当日券(準備編、実践編(この記事)、お手軽編
・The Queue (行列):並びさえすれば良い席が定価で買える。オススメ!

 最終回は、泊まりで行くのは無理!という方向けのお手軽行列編です。

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