2020年5月31日:木村花さんの死について追記
2021年8月14日:軽井沢編を最後まで反映
テラスハウスは、ネットフリックスで全世界配信されてるので海外でも知名度があり、度々海外メディアでも取り上げられることがあります。
最近、雑誌「New York Magazine (ニューヨーク・マガジン)」のエンターテイメントニュースサイトである「Vulture (ヴァルチャー)」に、歴代全メンバーのランキング記事が出ていたので、紹介したいと思います。
たぶんランキングはライターの独断と偏見ですが、ユーモアセンスがあって面白いです。
元記事のリンクはこちら(英語)。顔写真があるので、このブログと並べて読むとわかりやすいでしょう。
なぜこのようなものを紹介するのか?それは僕がテラスハウスを大好きであり、こういう記事を読むと嬉しくなってしまうからです。
そもそも、テラスハウスとは?
スタジオメンバーのリーダー格、YOUによるテラスハウスの説明はこうです。
見ず知らずの男女6人が共同生活する様子を、ただただ記録したものです。用意したのは素敵なお家と素敵な車だけです。台本は一切ございません。
その男女6人の様子をVTRで見て、スタジオメンバー(YOU、チュートリアル徳井、トリンドル玲奈、南海キャンディーズ山ちゃんなど6人)がワイワイと話をするのですが、これが面白くて、特にYOU、徳井さん、山ちゃんのコメントが秀逸なんですよね。
以下の3シーズンがネットフリックスで見れます。
- テラスハウス BOYS & GIRLS IN THE CITY (以下、「東京編」)
- テラスハウス ALOHA STATE (以下、「ハワイ編」)
- テラスハウス OPENING NEW DOORS (以下、「軽井沢編」)
軽井沢編は2018年10月現在、まだ完結してません。(2021年現在、完結)
外国人から見たテラスハウスの印象
記事冒頭ではテラスハウスの印象についてこう述べています。
・メンバーは、なんらかのモデル属性を持っていることが多い
・ほぼ全員、失敗に対して真摯な態度をとる
・番組がプロモートしているブランドの服を着ている
そして、たぶんパーフェクトなテラスハウスメンバーがいるとすればこんな感じだろう、とまとめられています。
・モデル兼珍しい職業の人。たとえばモデル兼宇宙飛行士、モデル兼検死官
・他のメンバーと協力的
・感情を素直に表現する
・キスしてよいか聞く
・基本的にアメリカ的な性格じゃない
さて、ここから本題のランキングに入ります。最下位から順番に行きます。
テラスハウス歴代メンバーランキング
最下位〜51位
一人一人の評価は、元記事にはもっと長く書かれてますが、超簡単にまとめました。
- 最下位:ウェズ(ハワイ編)
退屈でつまらない野郎だ。インスタグラムの歌を作った。許せない。 - 51位:シェリー(ハワイ編)
アメリカのリアリティーショー番組に出てたら完璧だっただろう。
ランキング下位にハワイ編のメンバーが多いのは、振る舞いがアメリカ的な人が多いからだそうです。僕はこの二人好きなんですけどね。
50位〜46位
- 50位:雄大(軽井沢編)
完璧な嫌われ役。テラスハウスは勤勉さと向上心が美化されるが、面白いくらいフィットしない。 - 49位:光る(東京編)
光るはインスタで誰も他の人をフォローしてない。誰かフォローしないとだめだよ笑
光るのぶっきらぼうな感じは好きだったので、この低順位はちょっとショック。
- 48位:慎(まこと、東京編)
まこっちゃん、東京編初期メンバーの中で最初は一番人気だったのだが。 - 47位:ミラ(ハワイ編)
嫌われる行動をしてランクが低いわけじゃないが、何の印象も残らない人もいる。ウェットスーツをデザインしたんだっけ? - 46位:関川良(ハワイ編)
誰だっけ?たぶん最終週にテラハに来た?彼はカフェに行ったんだ。そのカフェはナイスだったと思うよ。
ハワイ編で影の薄かったメンバーが2人出てきました。そして人数けっこういますね。サクサク行きましょう。
45位〜41位
- 45位:満理子(ハワイ編)
僕のメモには「泣いている銀行員」と書いてある。そう、彼女は銀行員だった。喧嘩のとき泣いていた。以上。 - 44位:聡太(軽井沢編)
新しいメガネを選ばせてあげると言って女の子をデートに誘ううぬぼれ屋さん。 - 43位:奈緒美(ハワイ編)
恋愛もしない、バイトは何の変哲もないウェイトレス。 - 42位:愛大(アイオ、軽井沢編)
鼻くそを食べた。 - 41位:エリック(ハワイ編)
エリックは、高校を出てもずっと地元を出ない、たぶん保険のセールスマンにでもなる、そんな印象の薄いやつみたいな感じだ。
ハワイ編のメンバーをこき下ろす展開が続きますね。
40位〜36位
- 40位:悠介(イーデン・カイ、ハワイ編)
運転できない童貞、ウクレレ奏者。ローレンをデートに誘ったとき、エリックにたくさんの役に立たないアドバイスをもらう。 - 39位:寺島速人(東京編)
りこぴんのアイドルイメージを守るためではなくて、視聴者にロリコンだと思われたくなかったからでしょ? - 38位:利沙子(軽井沢編)
筋書き通りにアイオとデートし、まさおをフった(ヤラセでは?)。 - 37位:杏奈(ハワイ編)
トラベラーがアイデンティーな女子。生活の糧:トラベル。好きな食べ物:トラベル先のもの。好きなバスケの反則:トラベリング。 - 36位:まや(軽井沢編)
一度バイセクシャルかもしれないと発言。ランクを上げたかったらそっちのストーリーラインに乗らないと!
35位~31位
- 35位:安未(軽井沢編)
つば冴の親友となるが、二人の友情はほとんど放映されず。テラスハウスが恋愛と同じくらい友情を重視していたら、もっとランクは高かっただろう。 - 34位:麻由(軽井沢編)
ぶりっこっぽい振る舞いは、男性陣を少々トーンダウンさせてしまったようだ。 - 33位:優衣(軽井沢編)
純粋だとか無垢だとかという登場時の印象とは裏腹に様々なネタを作るが、最後まで謎であった。 - 32位:翔平(軽井沢編)
聖南への強引なキスがなければもう少しランクが高かっただろう。翔平の音楽はひどいが、ウェズよりはましだ。 - 31位:夏美(東京編)
テラスハウスを彩るのは人間関係のいざこざであるが、それを起こすことができるのが、夏美だ。
安未も優衣も、ちょっと番組編集で印象を操作されてしまったところはあるかもしれないですね。
30位〜26位
- 30位:ありさ(東京編)
自分の帽子ブランドを宣伝するだけのためにテラスハウスに出演。でも、デートを断る口実「みんなでコストコ行こ!」は傑作だったよ。 - 29位:俊亮(軽井沢編)
まやと同様、もっとバイセクシャルのストーリーラインに乗れば…。でもお風呂に一緒に入ったのはハイライト。 - 28位:りこぴん(東京編)
こんな小さくてかわいい子が、テラスハウス始まって以来のスキャンダルを起こすことになるとは思わなかったよ。 - 27位:貴さん(軽井沢編)
長く居すぎ。プロスノーボーダーなのだから、冬のうちにテラスハウスを出ないと。 - 26位:侑哉(ハワイ編)
俳優になりたいと言いつつ行動を起こさない。けどそんなの全然問題ない。彼のナチュラルに優しい人柄は素晴らしかった!
この辺から、少しずつ褒め言葉も出てくるようになりました。
25位〜21位
- 25位:ノア(軽井沢編)
ずっと関係が続いているし(注:後に結婚した)、聖南さんとの秘密のキスも許されるのでは? - 24位:海斗(軽井沢編)
友達のガイ(ハワイ編)にとってもとっても似ている、リトル・ガイみたいな感じ。 - 23位:ローレン(ハワイ編)
テラスハウス唯一のハーフでもないメンバー。ローレンはイーデン・カイとはヤりたくなかった。そこはハッキリしていた。乾杯。 - 22位:智可子(ハワイ編)
テラスハウスに登場した最初の離婚経験者。ビキニを着てバナナを食べて男性陣の視線を集めた。 - 21位:綾(軽井沢編)
つば冴と安未の友情とは異なり、綾と結衣の友情が育っていく過程はテレビで見ることができた。
20位〜16位
- 20位:悠里子(東京編)
あまり印象に残ってないのは彼女のせいじゃなくて、きっと医学部の勉強で忙しかったからだよね。死体の解剖とかやってたんじゃないかな。 - 19位:理生(まさお、軽井沢編)
有名バンド「ゲスの極み乙女」のGoogle検索結果を変えるため(ボーカルのセックススキャンダルから関心をそらす)だけに登場しただけでは、とういう見方もある。 - 18位:Niki(ハワイ編)
テラスハウスでは彼女のようにくつろいだティーンは珍しい。大学の春休みにふらっとやって来て、一通り楽しんで予定通り帰る。効率的! - 17位:治田みずき(軽井沢編)
もう一人のみずきは、元カレとエッチすることも躊躇しない。彼の方が元サヤに戻るつもりはなくても…。酔って雄大に説教したので高ランクに。 - 16位:信太美月(東京編)
3人の男子メンバーとデートしたが発展せず。唯一デートしていないタップに「将来について考えてない」と泣かされる。その日はタップの最高の誕生日となった…。
Nikiはかわいかったです。
15位〜11位
- 15位:マーサ(東京編)
アーマンがハッピーエンドを迎えるのを見たかったかどうか、正直わからなかった。でも実際そうなると、うん、ああ良かったなって思えたんだよ。マーサはクールでコミュ力の高い子。 - 14位:エビアン(ハワイ編)
ナンセンスなハワイ編の中で、エビアンは至極真っ当な人物だったよ。ローレンにも奈緒美にも、そして将来ボーイフレンドになる侑哉にも、良いアドバイスを与えていたね。 - 13位:百花(東京編)
家にバレリーナがいるってクールだろう?そして彼女は夢を実現させたんだぜ。バレリーナをテラハメンバーに選んだスタッフ、グッジョブ。 - 12位:美咲(東京編)
美咲は勇気があるけど繊細な、ラブコメのヒロインとして最適なキャラだ。光るにフラれ、夏美に向かい合い、りこぴんを見守り、最後に最高の恋をゲットしたのだ。 - 11位:大志(ハワイ編)
もしかしたら地球上で一番アツい奴かも。「死ぬほどの恋」を探しにテラスハウスにやって来た大志。たとえギルティ侍と罵られようとも、その信念が揺らぐことはなかった。
もうだいたいポジティブ評価になってますね。いよいよトップ10です!
10位〜6位
- 10位:みのり(東京編)
「いくじなしオムレツ」を作った時点でトップ10入りが決まった。みんなを正しい方向に導くみのりの姉、クルミを度々登場させたこともポイントが高かったよ。クルミのスピンオフ番組があったら絶対見るよ。 - 9位:タップ(東京編)
夢が具体的じゃない事を責めて、2人の女の子を泣かせた誕生日の夜。テラスハウスで誰よりも真剣に将来について考えていたのが、プロフェッショナルタップダンサー安達雄基、通称タップだ! - 8位:うっちー(東京編)
うっちーと言えば肉事件(彼が美容院のお客さんからもらった肉をみんなが勝手に食べて、うっちーがガチギレした事件)だ。3人の女子メンバー全員と同じ週にデートしたレジェンド、それがうっちー。 - 7位:至恩(しおん、軽井沢編)
白状しないといけないが、僕は至恩を信じていなかった。好感度を上げるために、シャイなつば冴に近づいたのだと思っていた。でも愛はフェイクではなかった。彼らはテラスハウスを出た今もまだ付き合っている。(注:後に破局) - 6位:バーンズ勇気(東京編)
高順位の理由3つ。1つ目、プロのクランプダンサー。アメリカでクランプダンス覚えてる人、いる?2つ目、速人とりこぴんの裏切りを暴いた。3つ目、美咲とのカップルはとてもキュート。
トップ10前半のメンバー、それぞれにドラマがありました。タップの高順位については、ツイッターでも議論が起こっています。その中でこの記事のライターは、「好みで順位付けをするならタップは地獄の底に落ちてしまうが、良し悪しはあるものの彼は番組の方向性を決めた」点を評価しているようです。
さぁいよいよトップ5!
5位〜1位
- 5位:魁(ガイ、ハワイ編)
この世で一番楽しいのは、ガイがサボテンに水をやっているシーンを見ることだよ。まるで人間ではないかのようにまったりした人柄。だけどプロサーファーとしてハードワークし、大怪我も乗り越えた。 - 4位:アーマン(東京編)
「正しい」テラスハウスメンバーがいるとしたら、アーマンは全くあてはまらない。住む期間が長すぎるし、働かないし、デートにいろんな人と行きすぎだ。でも僕らはみんなアーマンが大好きだ。最後にマーサとカップルになれたのはミラクルを見ているようだった。 - 3位:つば冴(軽井沢編)
つば冴が登場する前のテラスハウスに欠けていたものの一つは、スポーツドラマだ。彼女の物語には全てがあった。試合、母の死、蕎麦、恋愛、そしてまた蕎麦。つば冴と至恩のほっこりするラブストーリーは、テラスハウス史上最高のものかもしれない。 - 2位:半さん(東京編)
唯一の彼女持ちとしてテラスハウスに入居した半さん。テラスハウスメンバーは普通、恋愛か仕事のきっかけを求めてやって来るものだが、半さんだけは、他メンバーのメンター役として救世主のごとく現れたのだ。半さんのように夏美をなだめられる人は他にいない。 - 1位:聖南(せいな、軽井沢編)
テラスハウスのGOAT (Greatest Of All Time) 、それが聖奈だ!初期シリーズに続いて二度目のテラスハウスへの入居となった聖南は、みんなをかき混ぜる役割を担いながらも、女子メンバーへの優しさを忘れることはなかった。たとえば至恩が聖南をデートに誘った時、つば冴の至恩への気持ちを知る聖南はすぐさま断ったのだ。賢くも優しい泥酔クィーン、みんな君が必要なんだよ。
トップ5は、日本の視聴者の間でも人気があるメンバーから納得の選出、といった感じでしょうか。
個人的にはアーマンが1位ですね。テラスハウス内に流れる何かを頑張らないといけないプレッシャーの中、自然体だったのが良かったです。肉事件の話を聞いて「ウケる笑」と言っていたのなどが最高でした。
おわりに
東京編(初期)、ハワイ編、軽井沢編で52人が登場してるのですね。
一人一人をできるだけ簡潔にまとめたつもりですが、全体としてはかなりの長文になりました。ここまで読んでくれてありがとうございました。
追記:木村花さんの死について
2020年5月23日に、テラスハウスメンバーであるプロレスラー木村花さんが亡くなりました。SNSでの誹謗中傷を苦にしての自殺と言われています。恐らく事実でしょう。残念でなりません。
ネットに人の悪口を書くなんて暇すぎるし、しかもわざわざ本人に伝わるようにコメントし、ブロックされても再度匿名アカウントを作ってバッシングを繰り返すなんて常軌を逸してます。
しかし、なぜそんなことをするのか?ということを想像してみると、リアルな生活で何かストレスを抱えている人がいて、そのはけ口がSNSでの著名人のバッシングなのかなと思います。幸せな人は人の悪口を言わないです。
ストレス発散の方法としては明らかに間違ってるのですが、そもそもそういう人を生み出してしまうストレスフルな社会、これが根本的な問題だと思います。
ネットでのバッシングというのは世界共通のことのようですが、とりあえず日本社会に絞った感想としては、みんな人のことを気にしすぎです。自粛警察なんておかしいですよ。
これは、SNSのバッシングなんか気にするなと言っているのではなく、むしろ一般視聴者の方に、画面の向こうの有名人の行動について本気で怒ったりするな、ということを伝えたいです。花ちゃんがカイにブチ切れようが、あなたの人生には一ミリも影響ないですよ。落ち着きましょう。
そうする立場にないのに他人に対して良い悪いとジャッジしたり、自分の人生にとって大して重要でない人から悪く評価されることを極度に恐れて我慢したり。そんなこと多くないですか?やめましょう。
SNSでの誹謗中傷についてはある程度の規制が必要だと思いますが、そもそも悪口を言いたい人を生み出さないようにすることが大切です。他人を気にせずもっと自分の人生に集中した方が幸せになれるはずです。